生体の不思議に迫り、新しい工学を切り拓くバイオメカニクス。
新工学領域の創生と医療の発展にチャレンジしてみませんか?

NEWS

2023年11月18日に研究室メンバーでテニスをしました.藤江先生を交えた試合も行い,親睦を深めつつリフレッシュすることができました.NEW
2023年9月16,17日に神奈川県足柄上郡にてゼミ合宿が行われました.卒業生の方をお招きして研究に関する議論を交わし,実りある時間となりました.
本研究室の石井 大地の研究課題「靭帯付着部荷重伝達メカニズムの解明に向けた構造-力学機能関係の検討」が,公益財団法人日本科学協会の「2023年度笹川科学研究助成(学術研究部門)」に採択されました.
この助成金は,課題の設定が独創性・萌芽性をもつ研究,発想や着眼点が従来にない新規性をもつ研究を提案した若手研究者に贈呈されます.
関東学生会第62回学生員卒業発表聴講会が,2023年3月16日にWebにて開催され,本研究室の森邊 一輝が BPA(Best Presentation Awards)を受賞しました.
2022年度卒業論文発表会が,2023年2月13日に日野キャンパスにて開催され,本研究室の前多 萌日佳が機械システム工学科卒業論文発表会優秀賞(生体機械領域)を受賞しました.
千葉大学大学院医学研究院 先進予防医学共同先行・運動器疼痛疾患学教室より細川先生が御来研されました.半月板断裂やその縫合について議論させていただくことができ,非常に貴重な体験となりました.
お忙しい中貴重なお時間を割いていただきありがとうございます.
関東学生会第60回学生員卒業発表聴講会が,2021年3月10日にWebにて開催され,本研究室の 林大貴 が BPA(Best Presentation Awards)を受賞致しました.
本研究室から受賞者が出ることは非常に喜ばしいことです.おめでとうございます!

日本機械学会 関東支部 ニュースレターにて第60回学生員卒業研究発表講演会の学生優秀発表賞の発表がありました.
(以下 記事・メカトップNo.50, 2021.7.5発行)
日本機械学会関東学生回第60回学生員卒業研究発表講演会が,2021年3月10日(水)にオンラインにて開催されました.191件の発表があり,学生主体の運営により無事に講演会を実施できました.本年も関東支部シニア会の会員の皆様に各室のコメンテータおよび審査員としてご出席いただき,発表に対して産業界や技術者の立場から様々なご指摘,コメントをいただきました.ご協力いただきましたシニア会の皆様に深く御礼申し上げます.本講演会では,優れた講演に対して学生優秀発表賞[Best Presentation Award(BPA)]を贈っています.学生会会員校から推薦いただいた教員および上記シニア会審査員による評価を行い,今年度は表2のとおり23名が受賞されました.審査にご協力いただいた皆様に厚く御礼申し上げます.
日本医科大学整形外科学教室より、眞島 任史教授、大島 康史講師のお二方が来研されました。藤江研各研究グループの研究概要をお伝えし、共同研究に関する活発な議論をさせて頂くことができ、非常に密度の濃い時間を過ごすことができました!
今後共宜しくお願い致します。  201031
新たに学部3年生3名の仮配属が決定しました!毎年思いますが、フレッシュなメンバーと共に研究を進めることができるのは、現役生にとって非常に嬉しいことです。4年生からの本配属に向けて、一緒に頑張っていきましょう!
山川 学志 先生の論文JBSEが日本機械学会論文賞を受賞致しました.
受賞2018年 (記事・日本機械学会誌2020/4 Vol.123) DOI: 10.1299/jbse.16-00582
 この度は、日本機械学会賞(論文)をいただきまして大変光栄に存じます。この研究は、現在も続く私の主軸であり、非常に思い入れの強い研究テーマです。 さて、研究対象である前十字靭帯(以下:ACL)ですが、どこかで聞き覚えがあるかもしれません。というのも、プロアマ問わずスポーツをする人においてACLを損傷するリスクは非常に高く、ニュースなどで「前十字靭帯損傷で××選手長期離脱」という言葉を見たことがある人も多いのではないでしょうか。実は、私自身、学生時代にアルペンスキーに傾倒するあまり ACLを断裂、手術をした経験を持っています。そんな男が ACLのバイオメカニクス的研究の第一人者であり、本論文執筆当時の指導教官ならびに共著者でもある藤江裕道教授と出会えたことは運命的だったかもしれません。 そんなわけで、研究室配属と同時に私は ACL 研究へと身を投じていきました。
 この ACLという組織はとても厄介なもので、一度損傷すると自己治癒を促すのが非常に難しく、一般的には ACL再建術という手術を行わなければなりません。現在行われている術式は、「解剖学的再建術」と呼ばれ、もともとのACLの形態をできるだけ模倣しようというアイデアで考案されています。ここで、「ACLの形態を模倣する」というアプローチは果たしてACLの機能再建に対して適当な道筋なのかという疑問が浮かびました。この着想に至るには、私の受けた手術が予後不良で、再手術になったことが関係します。 実際、術式考案の要となる「解剖学的データ」はさまざまな意見が飛び交っており、術後成績も各機関によりばらばらです。経験者としても、この状況を放っておくわけにはいきません。このような経緯から臨床現場の現状に一石を投じたいという思いが私の研究の根底にあります。いろいろと思案する中で、そもそも ACL再建術は ACLの機能を再建するために行われるわけで、ACLの機能をより詳細に調べ、 そのデータをもとに「生体力学的」再建術を考案すべきではないかというアイデアが浮かびました。
 アイデアを元にさっそく実験を考えるわけですが、 ここでもACLの厄介さが立ちはだかります。 ACLは、 膝関節を安定させるスタビライザの役割を担っていますが、膝関節特有の複雑な動きを再現しつつ計測を行わない限り、例えば単純な引張試験などをしても、 その機能の神髄にはたどり着けないのです。さて、どうしたものか。膝関節運動を再現することは、藤江教授の開発したロボットシステムで実現されていましたが、ACLの力学機能をどう定量化するか、私は当時、進捗報告会で発表すべきデータもまとまらずにいました。そんな折、ふと膝関節運動中のACL の挙動をビデオカメラで撮影してみようと思ったのです。正直、報告会はこれを見せてしのごうという頭でしかありませんでした。しかし、撮れた動画を見返した瞬間、「これだ!」とデスクに飛んで帰りました。ハイビジョン撮影をしたおかげで、その動画には荷重負荷時に複雑に絡まりあいながら引き伸ばされる線維が鮮明に映っていました。「この挙動が定量化できれば、ACLの複雑さを力学的に表現できる」、そう思ったのです。 挙動の定量化にあたってもさまざまな問題が上がりましたが、藤江教授にも助言をいただきながら最終的に応力と深く関係するひずみに着目し、本論文の執筆へとつながりました。 このデータを学会などで発表するたびに整形外科医の注目も集まり始め、本論文の続報などとも相まって多くの高い評価をいただいています。 一石を投じるべく始めた研究ではありますが、投じる石を手につかむところまでは来たのではないかと自負しています。
 今後は、エンジニアという立場から、医療現場に対してインパクトのあるデータということを念頭に、現場ヘフィードバックできる有益な成果を出し続けられるよう研究を続けてまいりますので、機械学会員の皆様には引き続きご指導、ご鞭達のほどよろしくお願い申し上げます。
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